アトピーの入浴方法② 脱ステロイドしてリバウンド症状を乗り越えた後のお風呂の入り方

入浴

前回は、脱ステロイド直後のまだ皮膚が安定していない時の入浴方法について記事にしました。

こちらの記事です。

アトピーの入浴方法① 脱ステロイド直後のリバウンド中は石鹸を使った方がよい?お風呂に入ってもよい?私の体験談
私は脱ステロイドしてアトピーが悪化している時、入浴するのが本当に嫌でした。1日の中で最も苦痛な時間でしたね。 なぜかと言うと、シャワーが傷にしみて痛いのと、入浴後の皮膚の乾燥がめちゃくちゃ辛かったからです。 脱ステロイドを経験したことがある...

 

今回は、リバウンド症状を乗り越えた後、ある程度皮膚の状態が良くなってからの入浴方法について記事にしたいと思います。

 

これからお伝えする内容は、実際に私が今現在も実践している方法になります。

お風呂の入り方は人それぞれだと思いますが、こんな入り方もあるんだということで、一例として読んでいただければと思います。

 

参考に私のアトピー歴をご覧ください。

たきさんのアトピー歴

幼少期 生まれて間もなくアトピーの症状が出始める。
小学生の頃 「症状が出る→ステロイドを塗る→症状が消える→塗るのをやめるとまた症状が出る」これを繰り返していた。
中学生の頃 アトピーは治まることはなく、ほぼ毎日ステロイドを塗るように。
高校生の頃 高校2年生の時、脱ステロイドを試みるも失敗。
大学生の頃 ステロイドの使用量が増えていき、さらにワセリンを全身に塗るようになって保湿剤依存に。
20代前半 大学卒業後、アトピーはさらに悪化していき、日常生活に支障がでるほどになっていた。
26歳の時 脱ステロイドを決意。
兵庫県の近畿中央病院に入院し、佐藤先生に診ていただきながら、脱ステロイド・脱保湿を開始。約2か月で退院。
半年後、悪化して再入院。
20代後半 家で療養。3年間ほど引きこもり状態に。
29歳の時、ようやく働けるくらいに回復。
30代前半 就職して働き出す。
アトピーは悪くなったり良くなったりを繰り返し、仕事をするのが辛い時もあったが、なんとか続けていた。
34歳の時 なかなか良くならないアトピーに精神的に疲れてしまい、仕事を辞める。
同年、北海道の豊富温泉に3週間湯治に行き、劇的に良くなる。
30代後半 地方へ移住。
35歳の時に再就職して、38歳の時に結婚。
アトピーは調子の波はあるものの、概ね良い状態を保つ。
40代前半(現在) 41歳の時、会社を辞めて独立。
アトピーは今現在も安定して良い状態を保てている。

 

たきさんの詳しいプロフィールはこちら

プロフィール
「たきさんブログ」をご覧いただきありがとうございます! 管理人のたきさんです。 このブログは、主にアトピーについての体験談や情報を書くために作りました。 私はアトピー歴30年以上の42歳で、脱ステロイド・脱保湿を経験しています。 幼少の頃か...

 

石鹸・シャンプーは使用しない

 

私はリバウンド症状を乗り越え、浸出液が出なくなった頃から、石鹸・シャンプーを使うのを止めました。

なぜ、石鹸やシャンプーを使うのを止めたのかと言うと、皮膚の表面にある皮脂を落とし過ぎてしまうからです。

 

石鹸を使って洗ったあとの皮膚ってすごく突っ張るような感覚になりませんか?

アトピーの人は元々乾燥肌の人が多いと思うので、なおさらそのように感じると思います。

私もお風呂上がりの乾燥が酷かったので、いっそのこと石鹸・シャンプーを使うのを止めてみようと思ったのがきっかけですね。

 

どのように体を洗うのかと言うと、シャワーのお湯をかけながら手で軽く体をこすって洗います。

こすると言っても、手の平でやさしくなでるような感じですね。

髪の毛もお湯のみで洗っています。

そんなので汚れが落ちるのって思う人がいるかもしれませんが、意外としっかり落ちていると思います。

 

入浴後はきれいになってさっぱりしますし、今のところ妻から苦情も出ていませんので。(笑)

あっ、さすがに陰部はちゃんと石鹸を使って洗っていますよ。(汗)

 

この方法にしてからだいぶ皮膚の乾燥はましになったように思います。

ただでさえ少ない皮脂を石鹸で落としてしまうなんてもったいない!と思いませんか?

私はそのように思って、今現在も石鹸とシャンプーを使っていません。もうかれこれ10年以上になりますね。

 

ただ、脱ステロイド後の皮膚が安定していない状態の時、浸出液が出ている部分には石鹸を使用するべきだと思います。細菌感染の恐れがありますからね。

体の状態によって使い分けるのが良いと思います。

 

シャワーと湯船の温度はぬるめに

 

シャワーと湯船の温度はぬるめにした方が良いですね。熱いと皮膚が刺激を受けて痒くなりやすいです。

私はだいたいシャワーは38度、湯船は40度くらいにしています。

皮膚の調子が悪い時は、なるべく入浴時間を短くした方が良いです。

長時間入っていると体が温まって痒くなってしまうので気を付けましょう。

 

アトピーにはタモリ式入浴方法がおすすめ

 

みなさんタモリ式入浴方法ってご存知でしょうか?

あのタモリさんが実践している入浴方法で、もう何年も前ですが話題になりました。

どんな入浴方法かと言うと、石鹸・シャンプーを使って体を洗わず、湯船に10分以上浸かって、お湯だけで汚れを落とすというものです。

 

人間の皮膚には「美肌菌」と呼ばれる常在菌が存在していて、この菌が酸性の膜を作って皮膚を乾燥やばい菌から守ってくれているそうです。

この常在菌ですが、石鹸を使って洗うことによってほとんど失われてしまうとのこと。

 

それを防ぐためにタモリ式入浴方法が効果的ということですね。

私は部分的に石鹸を使用しているので、完全にタモリ式を実践しているわけではありませんが、ほとんど同じような入浴方法をしています。

 

最初は石鹸を使わないと汚れが落ちないんじゃないのだろうかと思っていましたが、実際にやってみるとお湯だけでも全然問題ないですね。ちゃんと汚れは落ちていると思います。

しかも、お湯だけで洗えば落とす必要のない皮脂は体に残してくれます。

 

髪の毛もお湯のみで洗っていますが問題ないですね。

近年はシャンプーに入っている化学物質が髪に良くないということで、ノンケミカルシャンプーと言うのが出ているくらいですから、お湯のみで洗う「湯シャン」は、むしろ健康的なのではないでしょうか。

タモリ式入浴法はアトピーの人にもおすすめの入浴方法ですよ!

 

まとめ

今回は、脱ステロイドしてリバウンド症状を乗り越えた後の入浴方法について書きました。

当記事をまとめます。

  • 石鹸やシャンプーを使用しないことにより、皮膚の表面にある皮脂を落とし過ぎず、乾燥を防ぐことができる。
  • 脱ステロイド後の皮膚が安定していない状態の時や浸出液が出ている部分は、細菌感染をふせぐため石鹸を使用するべき。
  • シャワーと湯船の温度は、皮膚に刺激を与えて痒みが増さないようにぬるめにした方が良い。
  • アトピーにはタモリ式入浴方法がおすすめ!

 

最初は石鹸・シャンプーを使わないことに違和感を感じるかもしれませんが、慣れてしまえば意外と快適でおすすめですよ。

乾燥に悩んでいる方はぜひ試してみてください!

 

今回の記事がアトピーで苦しんでいる人のお役に少しでも立てればうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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